軽快車（ママチャリ）のライトには様々な種類があります。

自転車での夜間走行やトンネル内など暗い場所での自転車走行は大変危険です。

自転車に限らず徒歩でも自動車でも暗い場所での歩行や移動は前方が見え難いだけでは無く障害物等の確認が出来ません。

その為にもライトの点灯は必須アイテムである事は経験上誰もが認める処です。

自転車の移動に関しては一口に“自転車のライト”と言っても、用途・機能・価格などで種々のタイプがあります。

自転車のライトは発電機の方式や電球の種類で機能面及び価格で多種多様に存在します。

更には取付け位置などで、デザイン的にも大きく変わりママチャリのイメージが一変する事も少なくありません。

安全走行の為にもライトはママチャリにとって『重要保安部品』である事に間違いありません。

発電方式をベースに主たるタイプとランプ類及びスイッチ機構の概略をご紹介しましょう。

①　ブロックダイナモ方式の照明

ママチャリでローラー発電機（ローラーダイナモ）による照明は安価で操作性（ワンタッチ）や耐久性に優れ、取付けや取り外しが簡単なこともあって、今や標準装備品として認知されています。

発電機の本体から出ている回転軸を自転車の前輪タイヤの側面にバネの力で接触（押し当て）して回転したり、リム（タイヤを取付けているリング状の金属の輪）に当てて走行すると発電する方式の事です。

ランプ（前照灯）は一体型と分離型がありますが、近年はライトと発電機の一体型が主流になっていて、雨中の散水や悪路での泥飛散防止のカバー付きの発電機もあります。

ゴーゴサイクリングがおすすめするブロックダイナモ式のライトはSUSOです。

その他にもゴーゴサイクリングはブロックダイナモの自転車をいくつか取り扱っています。

→ブロックダイナモの自転車一覧

種類②　オートライト方式の照明

ハブ発電機が主流で前輪の回転軸（ハブ）部分に最初から発電機を組込んだ構造になっています。

ハブの回転によって交流電流を発電して、前照灯に付いたヒカリセンサーによって明暗を検知して自動的に電球を点灯・消灯します。

近年は消費電力が少なく、照度が明るく長持ちする“ＬＥＤライト”の採用が多くなっています。

ローラー発電機と比べて、ペダルを漕ぐ力が5分の1程度と軽く騒音が少ない事と雨の影響が殆ど無い事で人気のパーツになっています。

但し、価格的に若干高価になりますが走行の都度、ワンタッチでの切り替えが省けることがメリットでもあります。

更に、ローラー発電機と比べて、無灯火時の走行で常にペダルへの負荷がある事とタイヤサイズにより回転数が異なる為にタイヤサイズに応じた発電機（組込み構造）が必要になります。

ゴーゴサイクリングではオートライトの自転車を販売しています。

→オートライトの自転車一覧

種類③　手元スイッチの照明

電動アシスト自転車は基本的にバッテリー式のライトを採用しています。

当然の事ながら、ライトのON・OFFは手元のスイッチで操作してライトの点灯・消灯を操作します。（消費電力には細心の注意を！）

手元スイッチと言えば、オートライトの無灯火時のペダルへの負荷を抑えるために手元スイッチで発電機の負荷を低減する手元切替スイッチがあるもの（オプション）もありますが殆ど普及していません。

種類④　その他（砲弾型ライトなど）

一説には照明用のライトが、まさしく砲弾の形状に似ている事から命名されたとも言われています。

近年は、電池内臓や照度の明るいLEDランプで消費電力を抑えるタイプの新商品が続々登場しています。

自転車ショップや通販で安価に購入出来る事や取付けが簡単な事、更にはファッション感覚でサイクルライフを楽しむ若者も増えて支持されて、今や街中でママチャリへの取付けもよく見かけますよ。

自転車のパーツについては「ママチャリに人気の付属品、特選パーツ5種」により詳しい解説をしています。

まとめ

軽快車(ママチャリ)には4種類のライトがあります。

従来ブロックダイナモライトが主流でしたが、今は様々な種類のライトが出ています。
自分の用途にあったライト、自転車を選んで快適なサイクリングライフにしましょう！