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2017年5月29日
皆さんは放置自転車が社会問題になっていることをご存知でしょうか。
だいたいどの駅でも放置自転車問題というのは存在し、駅前を歩けば放置された自転車を見つけることは容易なことです。
もちろん各自治体ごとにいろいろな対策を講じてはおりますが、なかなか放置自転車撲滅までには至っておりません。
では、放置自転車の何がいけないのでしょうか?
また、何も対策はされていないのでしょうか?放置自転車の諸問題を以下に挙げました。
まず第一に歩行者の通行の障害になっています。
二人並んで歩ける道幅があるのに、放置自転車のせいで片側一人ずつしか通行できず、歩行者渋滞を起こしてしまうことはよくあることです。
また、これは歩行者に限った話ではありません。
車両道路にはみ出して駐輪している例も多く、自動車などの通行にも支障をきたしております。
また、一番問題になっているのは目の不自由な方のための点字ブロックを、放置自転車で塞いでしまうことです。
もし気づかないで自転車に躓いて転倒などしてしまったら、場合によっては大けがをしてしまいます。
もちろんこの問題を自治体は指をくわえて見ているだけではありません。
放置自転車を無くすために取り締まりを強化したり、放置された自転車を撤去して対策してくれています。
しかし、この取り締まるために駐車禁止看板を設置したり、場合によっては監視員を動員したりします。
また、撤去するにはトラックなどに積み込んで専門の業者に引き取ってもらい処分しています。
これらにかかる費用は全て我々の税金で賄われています。
もしもこの分の税金がもっと違うことに使われていたらと考えると、決して放置自転車の問題は見過ごすことのできない問題であると思います。
また、たまたま駅前に用があって駐輪した自転車が、運悪く違法駐輪と見なされてしまい、撤去された人がクレームを言ってくるなど、二次的な対応も発生し、多くの自治体が対応苦慮しているのが現状です。
違法駐輪を無くすことは実は簡単です。
放置自転車の多い場所に無料の駐輪場を作ればいいのです。各自治体もこの単純明快な施策に乗り出しているところも多くあります。
しかし、駅前1等地に大規模な駐輪場を建設するとなると、それこそ莫大な費用が発生します。
また、建設した後でも管理費がかかります。
その管理費を賄うために結局のところ有料になってしまい…の悪循環。かと言って駅前から離れた安い土地に駐輪施設を作っても、利用率が低いのが現状のようです。
人通りの多い地区に自転車が入れないようにする、もしくは止められないように条例で制定してしまうという方法もあります。
しかし、これは駅前にお店のある方々などの反発を招きます。
利便性が悪くなれば客足が遠のいてしまう可能性があるからです。まさに「あちらを立てればこちらが立たず」状態になってしまいます。
結局のところ人の動線を奪ってしまうような施策はあまり賢い選択ではないということでしょう。
自転車が生活に必需の人も多い中、その行動を制限してしまうような条例は反発も必至です。
ここまで放置自転車問題の現状を見てきましたが、結局のところ、各自治体いろいろな施策を講じておりますが、効果が出ているものもあれば、全く効果が出ていないものも多くあります。
そのために毎年多くの税金が使用されており、社会問題として根深く残っております。
自転車を使う人のモラルを向上させることが第一なのではないかと思いました。
当たり前のことなのですが、人の迷惑を考えて行動できるように一人一人の意識改革が必要であると感じました。
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