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2017年8月29日
単純比較ですが、男性は軽快車(シティ車)に乗輪する時に、“乗れればいい”“移動できればいい”と考えがちで乗り易さを気にする事は少ないのでは、と思います。
半面、女性は軽快車(ママチャリ)の乗り易さを重視する傾向にあると思います。
何故なら日常生活でのママチャリの使用はお買い物から幼児の送迎など生活に密着しており、乗降頻度も高く安全面でも「乗り易さ」は重要なキーワードである事は間違いありません。
スポーツタイプやマウンテンバイクでの自転車移動は出来ますが、お買い物や幼児の送迎は、抵抗を感じるどころか目的の用途を満たすことが出来ません。
つまり汎用性に欠ける事の証でもあります。
当たり前に、何時でも何処でも好きな時に好きなように乗降出来る、エンジンも無ければ燃料も不要、汎用性の極みでもあるママチャリ自転車はまさしく最高の移動手段です。
ママチャリの中でも、更に「乗り易さ」を求めるならば次のポイントに着目しましょう。
停止状態から、又は片足をペダルに掛けて走りながら足を跨げて乗輪して走行をスタートするにせよ、フレームの上管(トップチューブ)に片足を跨げる行為は同じで、降輪時も同様に逆の動作になります。
跨ぎ易さは走行時に両足でペダルを漕いでいる時も違和感があってはなりません。
なぜなら自転車での走行時に跨いだ状態で少なからず違和感があることは、安全上問題が生じるからです。
つまり乗降時も走行時も自転車のフレーム構造は跨ぎ易さと安全走行が背中合わせの関係にあるからです。
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全ての乗り物(移動手段)でブレーキは重要機能であり、走行時はブレーキこそがまさしく『命綱』的存在である事は誰もが認めます。
自転車にはエンジンブレーキも無ければ、サイドブレーキもありません。
そもそも自転車のブレーキは危険を察知した場合だけではなく、あらゆる場面での停止で制動性能が問われています、ですからブレーキレバーの操作性から停止精度が重要です。
安全に且つ正確に停止するブレーキ機構としてママチャリに最も多く採用されているのがローラーブレーキです。
一般的な認識として、シティ車は通勤通学用、ママチャリはお買い物や幼児の送迎用とされていますが装備品や機能面で多くの共通点があり、総括して“軽快車”と呼ばれています。
装備品で大きく異なる点がスタンドと前籠(カゴ)、更にはキャリア(荷台)の有無やハンドル形状です。
シティ車のスタンドは片立タイプで操作性が簡単で重宝されていますが、駐輪時に安定性を欠き、後輪のキャリア(荷台)が設置されている場合は重量積載時はバランスが悪く転倒の確立が高くなります。
その点、ママチャリの場合は両立タイプで安定性に優れて、荷台の荷物の積込みや降しは安全に出来る事から利便性は高いと考えます。
スタンドに関しては、片立タイプに比べて両立タイプの安定性は駐輪時も一目瞭然です。
スタンドとキャリアは密接な関係にあり、安全重視の観点からも両立タイプをお薦めします。
前籠(カゴ)も片立スタンドと同様は駐輪時に自転車本体が傾く事から、安定性に欠け前籠への重量物の積載は転倒等で危険です。
シティ車のハンドルは一文字(水平)タイプで走行時の姿勢が前屈み状態になり小回りの操縦にはパワーやバランス性を要求されますが、ママチャリの場合は直立の安定した走行姿勢になれることから安定性と安全性を兼ね揃えた自転車で強力に推奨します。
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