タイヤ、チューブは消耗品、パンクする前に点検と交換を。

軽快車(ママチャリ)に限らず、あらゆる自転車で“タイヤ”“パンク”は何やら因縁深い関係がある様に思えてなりません。

自転車の故障と言えば、即座に頭に浮かぶのが「パンク」、自転車のメンテナンスと言えば「パンク修理」と自転車とパンクは密接な関係にあります。

 

自転車のフレームに傷が付いたとか錆びて塗装が剥がれても自転車に乗れます、走行出来ます。

でも“パンクした”となれば乗る事も走る事も出来ません。

日々の生活で必要不可欠の“ママチャリ”です、タイヤやチューブの事、そしてパンク発生時の対処の仕方、パンクを防ぐための対策などをこの機会に考えて見ましょう。

 

自転車のメンテナンスについては「自転車のメンテナンスは油さし(給油)だけではない! ママチャリ メンテナンスのポイント」により詳しい解説をしています。

 

ママチャリのタイヤの種類

  1.  WOタイヤ:ビートワイヤーがリムの全長より短く、その張力でタイヤを固定するタイプ
  2. HEタイヤ:ビートフックという引っかかりでタイヤを固定するタイプ
  3. 700Cタイヤ:積載重量が前キャリア約2kg(max)、後キャリア約4kg(max)でタイヤの空気圧は600~800Kpa(親指で強く押し付けて少しへこむ程度)と重量物の積載には適さない。
  4. チューブのバルブ形式:英式・米式・仏式があり、ポンプの口金形式はメーカーによって異なります。

 

ママチャリのチューブ(バルブ)と空気圧

「タイヤの空気圧は大丈夫?」と言われても、何を基準に判断すべきか戸惑う人が多いと思います。
タイヤの空気圧は指で押さえて硬ければいい!のではありません。

適正な空気圧は安全走行の基本でもあり、タイヤ・チューブの維持管理と寿命延長にもなり大切な点検・管理項目です。

空気圧が少ないと接地面積が広くなって走行抵抗が大きくなり、パンクやタイヤ・リムの損傷の原因となります。軽快車(ママチャリ)の場合は乗輪した時に地面との接地面の長さが9~10cm位になるのが標準です。

販売店などでは専用のゲージを使用して、タイヤ側面に表示された範囲の空気圧を測定する場合があります。

 

ママチャリのパンク修理とタイヤ・チューブの交換

「個人のパンク修理は意外と大変!」の声を多く聞きますが、何が大変なんでしょうか。

修理キッドの購入でパンク修理が出来ると簡単に思いきや、タイヤレバーを筆頭に専用工具などが必要であることに気付くのです。

前輪のパンク修理は、まずキャップと虫と虫ゴムを外します。

リムからタイヤを外してチューブを取り出し、パンク個所を探し、パッチを貼付ければ修理完了です。

慣れない一連のこの作業は簡単なようで結構時間を費やします。

後輪のパンク修理は更に大変ですが、タイヤやチューブの交換ともなれば組立された自転車を分解して部品交換の作業で、孤軍奮闘の域に入る場合が多々あります。
ママチャリと言えどもパンク修理やタイヤ交換を含む自転車の知識や修理・交換手順等を習得すれば、大変ですが今まで以上に、楽しみと有効有意義なサイクルライフを実現する事が出来ると考えます

 

ママチャリのタイヤ・チューブの日常点検と安全走行

  • 外観点検:タイヤの外観はフリーで回転しながら溝の形状や深さ、側面の擦り減り具合を点検する。
  • 空気圧の点検:タイヤの側面に表示(○○kpa、○○kgf/cm2等)している空気圧の範囲で使用する。タイヤゲージが無い場合は、自転車に乗ってタイヤの接地長さ(9~10cm位)で判断できます。
  • バルブの点検:固定ナットやキャップは弛んでいませんか、虫ゴムの劣化や切損はありませんか?パンクしていなくとも締付不良や虫ゴム損傷でパンクと判断する場合が少なくありませんから!



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