自転車のメンテナンスは油さし(給油)だけではない! ママチャリ メンテナンスのポイント

ママチャリのメンテナンスには様々な方法があります。

軽快車(ママチャリ)のメンテナンスは乗輪前(使用前)から始まっています。

自転車のメンテナンスは安全走行の為にも、乗輪前の保管や日常点検から始まっています。

“たかがネジ、されどネジ”各ネジ類の締付確認も含めて点検・整備・保管の大切さを知って下さい。

 

自転車に乗る前の確認事項と注意点

・サドルとハンドルの高さ・角度、ペダル位置等を乗輪する当人の身体に合った調整がしてありますか?

・グリップの位置やブレーキレバー、変速機の操作性、発電装置とライトの点灯確認をして下さい。

・前輪・後輪タイヤの空気圧は適正ですか、両輪のタイヤ表面の溝は擦り減っていませんか?

・幼児用座席を含む追加設備の固定(緩みや変形は危険です!)は適正で大丈夫ですか?

・児童や幼児に限らず、ヘルメットの準備はできていますか、着用時の固定バンドは正常ですか?

・安全な服装や踵の低い滑り難い靴で乗輪する事、チェーンや車輪への巻込み防止の装備はありますか?

・初期点検・定期点検は実施されていますか、鍵の作動確認と防犯登録はされていますか?

 

自転車に乗る前の点検項目とポイント

①   

フレーム

変形、亀裂、塗装の剥がれの有無

キャリア・泥除け

変形・ガタ・固定の緩みはないか

②   

ハンドル

変形はないか、正常に作動するか

変速機(ディレーラ)

正常に作動するか、注油は適正か

③   

グリップ(握り)

傷、劣化、緩みはないか

ハブ

ガタは無いか、車軸の固定は

④   

サドル

位置、角度、固定の具合はどうか

リム・スポーク

振れはないか、張り具合は正常か

⑤   

ブレーキレバー

正常に作動するか、効きはどうか

タイヤ(前輪・後輪)

傷はないか、空気圧は適正か

⑥   

ワイヤー類

サビ、折れ、切断は無いか

ダイナモ・ランプ

作動するか、点灯するか、

⑦   

ギアクランク

変形、ガタ、異音は無いか

リフレクター

破損、汚れはないか

⑧   

ペダル(左右)

ガタ、ネジ部の緩み異音はないか

ベル・ブザー

正常に作動するか、操作性は

⑨   

フリーホイール

歯の振れやガタ、欠けは無いか

スタンド

変形は無いか、作動・固定するか

⑩   

チェーン・カバー

張り・注油は適正か、変形は無いか

付属設備類

正常に作動・機能するか

自転車の注油について

自動車のエンジンオイル点検を怠ると故障や停止の要因となります。自転車も同様に回転部や摺動部があり注油を怠ると、故障や破損で事故に直結する場合があります。特にチェーン本体の油切れは折損で走行不能となり重大事故の発生になりかねません。注油の主要箇所として前後のブレーキレバー、チェーン本体、ワイヤリード、フロント・リアディレーラ(前・後変速機)などがあります。

 

自転車のお手入れと保管

・フレームなどの塗装部は乾いた布やブラシで埃や汚れを落としてから、ワックス掛けをして下さい。

・メッキ部や塗装部はシンナーなどの有機溶剤は使用しないで下さい。剥がれの要因になります。

・雨など水に濡れた場合は、よく乾燥してからチェーンやワイヤー類、変速機への注油をして下さい。

・駐輪時や保管時は防犯の為に必ず施錠しましょう。雨のかからない埃や湿気の少ない場所で保管の事。

 

またタイヤ・チューブについては「タイヤ、チューブは消耗品、パンクする前に点検と交換を。」により詳しい解説をしています。



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