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2017年6月1日
皆さんは「SGマーク」って知っていますか?聞いたことがない方がほとんどだと思います。
我々の身近にあるものには国やメーカーなど様々な基準のもと、性能をクリアしたものだけが流通しております。
SGマークもそんなものの一つです。主に自転車などの工業製品に付いているもので、メーカー出荷時に安全基準をクリアしたものにだけ貼付がされるものになります。
一般社団法人製品安全協会という団体がSGマークの認可を行っております。
年間でおよそ50万台もの自転車にSGマークが交付されております。
SGマークの認証の流れは主に2通りあります。
まず一つ目が「登録・型式確認方式」です。
登録・型式確認方式はこれからSGマークを新たに始めようとする製品に対しての認証方法です。
SGマークの認証基準に適した自転車が継続的に製造できるかを工場審査します。
工場審査合格後にカテゴリーごとの製品試験に合格したものがSGマークを表示できます。
二つ目が「ロット認証」です。
ロット認証は既に完成した製品が存在し、それに対してSGマークを付与したい場合に行う認証方法です。
SGマークを付与したい製品群を抜き取り検査を行うことでSGマークを表示させることができ、比較的短期間で認証となります。
また、輸入や販売だけを手掛けている業者にも申請できる方法になります。
例)
・フレーム強度試験設備
耐振性試験設備、繰り返し荷重試験設備、耐落下衝撃性試験設備(又はエネルギー吸収試験設備)及び耐前倒し衝 撃性試験設備を備えていること。
・車輪強度設備試験
車輪横荷重測定試験設備及び車輪縦荷重測定試験設備を備えていること。
・ ギヤクランク強度試験設備
ペダル取付部静荷重強度試験設備、ギヤ板固定強度試験設備、クランク水平落下衝撃強度試験設備、クランク軸鉛直落下衝撃強度試験設備及びクランク軸繰返し疲労強度試験設 備を備えていること
※引用文は全て http://www.sg-mark.org/sgzhidu_4_2_08.html より抜粋
上記はあくまでも一例であり、他にもハンドル部であったり、タイヤ部などのパーツごとに一定の基準が定められており、それにクリアできないとSGマークは表示できないことになっています。
BAAマークやJISマークなどいくつか自転車には付いているマークがあります。
違いはマークを認証している機関が違うというところと、それぞれ検査基準や項目が違うので、どのマークがどの程度の性能評価をしているのかは知っていた方がいいと思います。
自転車を選ぶ際には価格やデザインだけではなく、きちんと性能評価をされているものを選ぶことが大事です。
店舗などで自転車を選ぶ際はしっかりと自転車にマークが付いているかどうかを、ネットなどで注文する際は性能評価がされているかを一度聞いてみてからでもいいのではないでしょうか。
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