特集：折りたたみ自転車は危険！そのリスクと注意点について

折りたたみ自転車は、手軽に持ち運べて保管場所を取らないという利点から、多くの人に愛用されています。

しかし、利便性の裏に潜むリスクや危険性を理解し、正しく利用することが大切です。

本特集では、折りたたみ自転車の一般的な注意点から、最近発表された具体的なリコール事例までを詳しく紹介します。

1. 折りたたみ自転車とは

折りたたみ自転車は、フレームが折りたためる構造を持つ自転車で、主に電車やバスなどの公共交通機関で持ち運びやすく、車に積みやすいという特徴があります。

しかし、通常の自転車と比べて部品点数が多く、フレームやちょうつがい部分が複雑な構造であるため、定期的な点検やメンテナンスが不可欠です。

2. 折りたたみ自転車のリスク・危険性について

折りたたみ自転車の最大のリスクは、フレームやちょうつがい部分の強度に起因する事故です。

構造上、折りたたみ部分には通常の自転車以上に負荷がかかります。

特に、使用頻度が高い場合や定期メンテナンスを怠った場合、フレームの疲労が蓄積し、最悪の場合、破損や事故につながる可能性があります。

また、折りたたみ自転車は軽量化が求められるため、素材が薄くなりがちです。

これにより耐久性が低下し、特定の部分に強い力が加わった際、破損や亀裂が発生しやすいとされています。

通常の走行時や、段差のある道を走行する場合など、日常的に負荷がかかるため、こうしたリスクを認識しておくことが重要です。

3. 具体的なリコール事例：溶接不良によるフレーム破損

2024年、DAHONの輸入卸代理店である株式会社アキボウが、DAHON社製「Horize Disc」モデルの一部において、ちょうつがい部分の溶接不良が原因でリコールを発表しました。

この不具合により、フレームの強度不足が発生し、使用中に破損する恐れがあるとしています。

この発表は多くの折りたたみ自転車ユーザーに衝撃を与えました。

具体的には、フレームのちょうつがい部分での溶接不良が確認されており、ここからの疲労亀裂が進行することが懸念されています。

疲労亀裂が進むと、見た目では判断が難しく、突然の破断事故を引き起こすリスクがあるため、対象モデルを所有しているユーザーは早急に対応しましょう！

またこのようなケースでは、メーカーからのリコール通知や修理案内を見逃さないことが重要です。

対象商品の確認方法については、下記DAHONオフィシャルサイトおよび株式会社アキボウのWEBサイトをご覧いただき、ご確認ください。

DAHONオフィシャルサイト：https://www.dahon.jp/
株式会社アキボウのWEBサイト：https://www.akibo.co.jp/news.html

4. 安全に折りたたみ自転車を使用するためのポイント

折りたたみ自転車のリスクを避け、安全に利用するために、以下のポイントに留意してください。

①定期点検とメンテナンス

特にフレームやちょうつがい部分の点検は必須です。
プロのメカニックによる点検を受けることをお勧めします。

②リコール情報の確認

使用している自転車のメーカーやモデルのリコール情報を定期的にチェックし、問題が発表された場合は早急に対応しましょう。

③無理な負荷をかけない

段差を越える際はスピードを落とすなど、急激な衝撃を避けるよう心がけましょう。

④収納時の取扱い

折りたたみ時に無理な力をかけると、ちょうつがい部分が劣化する可能性があります。
丁寧に扱いましょう。