自転車のタイヤの寿命は3年!長持ちをさせる方法を解説

自転車のタイヤがパンクした経験がある方もいるのではないでしょうか?
自転車のタイヤは寿命になると、パンクしやすくなったり、走行中滑りやすくなったりします。

タイヤの劣化は事故やケガの原因になるので、とても危険です。
事故やケガを防ぐためにも、タイヤの交換が必要となります。

今回は、自転車のタイヤについて詳しく説明していきます。

◆自転車タイヤの寿命

自転車のタイヤの寿命は、約3年と言われています。

走行距離に換算すると約3,000kmとなります。
走行距離が1,000kmを超えたあたりでタイヤの走行性能は落ち、使用状況によっては3,000kmよりも短くなる場合もあります。
タイヤ部分はゴム製品なので、使用頻度が大きく影響するのです。

例えば、毎日自転車通勤をし、力いっぱい漕いでいる人と、休日に自転車に乗って街を走る人がいるとします。
その場合、前者の毎日乗っている人の方が摩耗が激しくなります。
このように同じ使用期間でも使用頻度が違うと、タイヤにかかる負担は異なります。
負担がかかればかかるほどタイヤ寿命は短くなるでしょう。
事故やけがを予防するためには、タイヤを細かくチェックをする必要があります。
しかし、自転車のタイヤを細めにチェックするといっても、どこに着目すればいいか分からないですよね。

自転車タイヤの寿命のサインを解説します。 

 

◆自転車タイヤの寿命サイン

自転車タイヤの寿命サインとしてみられるのは「空気が抜けやすくなる」ということです。

ただし、日本で一番多く使われている「英式バルブ」の自転車は、空気を入れる部分に「虫ゴム」という部品が使われています。
虫ゴムは空気を逃がさないようにする役割を持っていますが、寿命が1年程度と短いです。

このことから、空気が抜けやすいと感じる場合は「虫ゴムの劣化」を疑いましょう。
虫ゴムを交換しても変わらない場合はタイヤの寿命になります。

タイヤ表面の波模様がなくなってきていると、すり減っているということになるので寿命のサインです。

 このサインを逃さず、しっかりと確認をしましょう。

 

◆古いタイヤを使い続けるのは危険

自転車のグリップ力は、タイヤ表面の波模様をしたゴムによって生まれています。
この波模様がしっかり見える状態だと溝があることになるので、滑りにくいです。
反対に、波模様が目立たなくなるとスリップしやすくなります。

滑りやすいタイヤは、雨の日はもちろん晴れの日でも転倒しやすくなりとても危険です。
ブレーキをかけても、止まりにくいです。

このことから、タイヤ表面の波模様がなくなった古いタイヤは、安全に走行することが難しいと考えられます。

 

 

◆タイヤを長持ちさせるポイント

できるだけ長くタイヤを使用するには、どのような点に気を付けるとよいのかいくつか紹介していきますね。

 

適正な空気圧にする

タイヤの寿命を延ばすには、空気圧を適正な状態に保っておくことが重要です。
空気を入れすぎても、少なすぎてもパンクの原因になるので注意しましょう。

タイヤがパンパンになるまで空気を入れてしまうと、バルブの構造によっては空気がもれやすくなり逆効果です。
空気圧が高いと、走行中の横滑りが起きたり、圧によってパンクすることがあるので注意してください。
反対に、空気が少ないと地面からタイヤへの衝撃が吸収できず、タイヤが傷んでしまいます。

タイヤの種類によって適した空気圧は異なるので、タイヤの側面に印字されている適正値を確認してください。
その数値を参考に1~2週間に1回は空気入れをすることをおすすめします。

 

屋内で保管

タイヤは紫外線の影響によっても劣化や硬化が進みます。

そのため、紫外線を浴びない屋内で保管するとよいでしょう。
自転車を室内に持ち込むのが難しい場合は、乗らないときはタイヤだけ取り外して室内で保管することをおすすめします。

他にも、自転車カバーを使用し、紫外線や雨から守る方法も効果的です。
大切な自転車を雨や傷、錆から守る自転車カバーがあると自転車をきれいな状態で長く使うことができます。
自転車を長く使いたい方は、紫外線や埃、雨から自転車を守ってくれるカバーを使うと安心です。
ゴーゴーサイクリングでは自転車カバーを販売しています。


また自転車の保管についてはこちらで詳しく説明しています。
→「せっかくなら長く使いたい!長持ちさせるための自転車の保管方法

 

優しい運転をする

自転車の乗り方もタイヤを長持ちさせる重要なポイントです。
急発進急ブレーキはタイヤへの負担が大きいので、できる限りしないようにしましょう。
加速と減速は徐々にしていくことを心掛けてくださいね。

また、段差も車体にかかる負担が大きいです。
段差を通過するときは、ゆっくり走行し衝撃を少しでも小さくしましょう。

 

 

◆タイヤは早めに交換する

自転車の乗り心地を快適にし、安全な走行を守るためにはタイヤのメンテナンスは大切です。
劣化し滑りやすくなったタイヤではスリップしやすくなるので、早めに交換しましょう。
自分で交換することも可能です。

しかし、自転車のタイヤは前輪が取り外しやすいですが、後輪は難しいため、費用はかかりますがプロに任せるのが無難です。
タイヤの調子が悪いと感じたら、早めに自転車屋さんへ持って行きましょう。
しかし、自転車のタイヤ交換はお店によって金額が変わります。自転車のタイヤ交換の費用、交換時期については「自転車タイヤの交換の目安時期は? タイヤ交換の相場について」で詳しく解説をしているので是非参考にしてみてください。

 

一味違うタイヤにするなら…

自転車の車体自体に様々なカラーやデザインがあるように、タイヤも様々なカラーがあります。
インパクトがありタイヤがママチャリ感を出さず、普通のママチャリには乗りたくない!という方はカラータイヤの自転車がおすすめです。


 

◆タイヤの処分方法

一般的に自動車のタイヤは自治体ゴミ収集の対象外です。
ですが、自転車のタイヤチューブなどは収集する場合が多いです。
それぞれの自治体の処分方法に沿って、処分をしましょう。

ゴミとして出す場合は小さくたたんでゴミ袋に入れ、一般ゴミとして出しましょう。
スポークなどの金属部分を処分する場合は、粗大ゴミとして扱われています。
粗大ゴミも各自治体によって異なるので一度、ご確認ください。
そのほかの処分方法として、タイヤ交換時に自転車屋さんに引き取ってもらうということもできます。

また、ゴミ処分の処理や分別などが面倒な方は、不用品回収業者に依頼するのもおすすめします。
自宅まで回収しにきてくれ、回収日なども指定できるため、スムーズに処分できるのではないでしょうか。
ゴミ処分の作業や分別の手間などがはぶけるため、便利だと思います。

自転車の処分についてはこちらで詳しく説明しています。
→「自転車を処分するにはどうしたらいい?処分の仕方について

 

 

まとめ

自転車は手がるに乗れることから、メンテナンスなどを怠ってしまいますよね。
忙しいことから定期的にチェックする時間がない方は少なくありません。

自転車のタイヤには寿命があり、だいたい3年と言われています。
タイヤの使用頻度や状況によって、タイヤの寿命が変わることもしっかり覚えておくようにしましょう。

安全に走行するためにも、日頃からメンテナンスをするようにしてくださいね。




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